風前の灯火

個人的な沢登りの記録

東黒沢(撤退) 2021/8/11

お盆。外出するなとでも言わんばかりの連日悪天予報である。沢に使えるのは11〜15日の5日間だが、辛うじて晴れそうなのは11日だけ。12日午後からは天気が崩れ始め、13日からは論外の荒れ模様となる。そもそも3週間前に足首を捻挫したので厳しい沢には行けないのだが、それでも折角の夏休み、渓谷の雰囲気に浸れる山深い沢旅をしたいなと思い越後の沢で2泊3日の計画などもあったのだが、あいにく新潟はお天気全然ダメである。

仕方ないので勝手知ったる東黒沢で軽く遊ぼうと思ったわけだが…

 

 

2人パーティ 曇り時々晴れ

遡行グレード 1級上

9:00白毛門駐車場〜10:00ハナゲ滝〜10:15ハナゲ滝上〜10:20撤退〜11:20駐車場

 

前夜駐車場へ着き車中泊したが、夜通し雨が降っていた。朝には止んでいたが、入渓すると水が濁っており、一目で増水とわかる。でもまあ東黒沢は何度も遡行しているし、とりあえずハナゲまで行って考えましょう。

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入渓直後。笹濁り。

 

ハナゲの滝に到着。驚くほど水量がある。東黒沢には融雪期も含めて5〜6回来ているが過去最大の水量である。

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今回のハナゲ

 

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平水時のハナゲ(過去遡行時)

 


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滝下の様子

 

晴れてるし、今日から明日昼までは天気がもつ予報なので、次第に水量は減るだろうと予想して進む。

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ハナゲを初めて巻いた。滝上は普段なら穏やかな滑床をサラサラと水が流れているところなのだが、今回はザバザバと流れており、巻道から落ち口に降りるのも少し緊張した。
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うーんナメをヒタヒタというかんじではないですね。水流を飛び越えつつ進むが、パートナー(妻)がもう帰ろうと言い始めた。行けば行けるとは思うが、たしかに捻挫した足がジャンプのたびに痛むし、水量は一向に減らないので戻ることにした。

 

ハナゲを下り、キャニオニング業者のアプローチ道を辿ってすぐに駐車場へ戻ってきた。

 

物足りないので、湯檜曽川の本流で徒渉の練習をして遊んで帰った。