風前の灯火

個人的な沢登りの記録

猛省の白毛門沢 2022/8/16

ソロ

遡行グレード 2級

曇り時々晴れ

9:00入渓〜9:20白毛門沢出合〜12:20白毛門山頂〜13:30下山

 

今更白毛門沢の記録なんて書くことがないですが、状況報告くらいはしておきましょうか。

 

なんか下流部は随分荒れてた。流木ギッシリというかんじでしたね。

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大滝は左の角から取り付き、自然な流れで枝沢に入り、上の方で適当に藪をトラバースして本流に戻り、40mナメ滝も合わせて巻いた。
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以下、反省パート

超個人的な猛省なので興味ない方はブラウザバックでどうぞ。

 

 

 

コロナになったんですよ。ヌク沢の翌週に。おかげで7月末の泊まり沢には行けないし、8月入ってからも大人の事情的なあれこれで沢どころじゃなかった。おまけに台風来るし。

そんで16日は晴れそうだし空いてたからやっと沢に行ける!と思ったんですよ。それなのに俺ときたらクソみたいな妥協をして3回目の白毛門とかいう全然盛り上がらないことをやってしまったんですよ…。

雪渓ありそうだけど西黒沢入ってみればよかったじゃないか。雨降りそうだけど万太郎の支流、気になっていたんじゃないのか?何故白毛門(3回目)なんだ???行きたかったのか?ソロだからビビって?ヤバそうなら無理せず引き返すという心構えで行けば少しはやれたはずだろ??

いやもう完全に行く沢を間違えたよ、、、行ったことない沢にすれば良かった。

 

日帰りの沢というものに関して最近思うとこがあるんだよ。

往復5時間と高速7千円かけて行って帰る。

その帰りの車でさあ、セコセコ渋滞回避しながら思うわけですよ。

俺、何やってるんだろう…って。

沢登ってるより運転してる時間の方がなげーじゃん…5時間と7000円費やして沢登れたのたったの3時間?え?マジ??って。

 

いや昔はこれでもよかったんだよ。時間を持て余す学生の頃なんて沢に行ければどこでもよかったし、なんなら行ったのにめんどくさくなって車で友達とポケモンやって帰るなんて贅沢なこともしたよ。

 

でも今は限られた休みを最大限活用してやりたいことをやらなくちゃならない。貴重な晴れの休日に3回目の白毛門なんてやってる場合じゃないんだよ。翌日仕事だから泊まりは無理にしても、気になってる沢のどれかには行くべきだった。

 

往復5時間という時間と7000円という大金を費やして、ちょっとした沢に3時間かそこら登って終わり。なんだこれは?俺がやりたいのはそんなことじゃない。時間に追われずに山深くに入り浸り、夜は焚火して酒を飲み、翌日ゆっくり下山してその地の温泉まで堪能し、飯を食って帰る。そういうことなんだよ。こんな慌ただしいだけで内容スッカスカなことをやって満足か?行きたい沢だったらまだ良かったが…。

日帰りの沢の場合、前日夜入りしたとしても帰りの時間を考えると沢にいられるのは長くても7〜8時間。アプローチと下山とかも含めたら全行程で12時間くらいがせいぜいだろう。日の出から日没までフルに行動してもいちばん日の長い時期で15時間程度。でもそんな沢には泊まりで行った方が楽しいし満足度も高い。そういう沢にはそれなりの事情がないとあえて日帰りで行こうとは思わない。疲れるし、勿体ないから。経験上、そういうことをすると絶対に「泊まりで来たらもっと楽しかっただろうな」と思ってしまうものだ。一回一回が貴重な山行。折角行くんだから、できるだけ満足いく形でやりたいわけですよ。

だがしかし悲しい哉、毎回泊まりは無理。だから日帰りの沢に行こうとしたら、上記の理由で必然的に3〜4時間、下山とか含めて5〜6時間みたいな沢になってしまう。そういうジレンマがある。

友達と行ければ、多少妥協して本意ではない沢に行ったとしてもそれは楽しくていい思い出になるし、1人の時とは別の経験も得られる。全然問題ないのだ。そもそも最近は友達と沢に行けること自体が貴重になってるし。ロンドンに行っちまったり、福岡に嫁いだり、パパになったり…みんな大人になっていくんだね(遠い目)

 

でもソロのときはダメですね。ソロで行くときこそしっかり決めないといけない。身の丈に合ったレベルで、行きたいものをちゃんと選ばなきゃダメなんだ。

 

というわけで様々な意味で今回の白毛門は最低です。トレーニングできたからまあいっかと割り切るしかない。

 

何が言いたいのかわからねえと思うが、俺も何を言いたかったのかよく分からん。

まあ、あれだ、沢泊してえなってことですね。

 

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何気に偵察した一ノ倉方面